6月7日月曜日
今日のハピママは9人の方がお見えになりました。
そのうち1人のママは市民センターに置いてあるハピママのチラシを見て来てくださり、
1人は2歳のお孫さんがいらっしゃるおじいさまが来てくださいました。
おじいさまはお孫さんの為に、どのようにかかわればよいかを知りたいということで、ハピ
ママに初参加です。
とても優しそうで、素敵なおじいさまでした。
昨今の子育て事情の問題点としてあげられるうちの1つに、「核家族」の問題があります。
「核家族」は親にとっては気楽でいいという利点はありますが、子供にとってはどうなの
かな・・・と思うこともあります。
子どもは多くのかかわりの中で価値観を見出していくもので、なるべく多くの大人たち
と会話することで自分なりに正しい意見を見つけだしたりするものです。
でも、核家族が増える今、年配の方も積極的に子育てに参加してくださればより子育て
の環境をよいものとすることができると思います。
今日お見えになったおじいさまのような方が、どんどん来てくださればいいな・・・と感じ
ました。
先日、ある子育て講座のお手伝いに伺った時、一人のママから「しつけっていつから
すればいいものですか?」と質問をいただきました。
ああ、そうだ、私もそんなことを思ったことがあったかも・・・とふと、長男の子育ての頃を
思い出しました。
しつけと言うとついつい教えるだの、叱るだの親も構えがちですが、今思うと、おなかの
中に赤ちゃんが宿った時からママの声かけや心の響きによってコミュニケーションが育
まれ、生まれてからもママの声かけやスキンシップによって心が通じ合うようになり、そ
こから自然と共感する心や我慢する心が育つものであると思います。
脳の発達には臨界期があります。
臨界期とは、ある時期までに身につけないと、その時期を過ぎると身につけることが
非常に困難になることを言います。
例えば、共感力や自己抑制力、いわゆる我慢する心は、3歳までに約6~7割ができ
上がってしまいます。
その後、8~9歳までには8割の脳が完成します。
食事の時に「いただきますしてから食べようね」といい、時間になったら食事を下げる。
そして毎日同じ時刻に布団に入って寝かせるなどは、子どもの自己抑制力を育みます。
又、毎日のママの声かけや読み聞かせなどは、共感力を育みます。
些細なママの日常の習慣が子供のしつけに繋がります。
そのように考えると、子どもにとっての生活習慣は、心と脳の形成に非常に影響する
ものであることが伺えます。
あと、10歳までに「楽観できる心」を身につけさせて下さい。
何とかなるさ精神を10歳までに身につけると、うつ、ひきこもり、自殺などになりにくい
そうです。
大切な子どもです。
幸せになって欲しい・・・親なら誰もが願うことです。
そんな親の心がいつか子どもに届きますように
。